Award winners

2016

  • IEEE CASS Shikoku Chapter Best Paper Award

    受賞者
     氏 名:宋天 (Tian Song)
     所 属:徳島大学 (Tokushima University)
    対象論文:
     題 目:Hierarchical Structure Based Fast Mode Decision
         for H.265/HEVC
     著 者:Wenjun Zhao, Takao Onoye, and Tian Song
     掲載誌:IEEE Transactions on Circuits and Systems
         for Video Technology,
         vol. 25, no. 10, pp. 1651-1664, Oct. 2015.
    推薦文:
      次世代動画像符号化標準であるHEVC/H.265の実装において、
      多くの難題が残されている。
      本論文は、HEVC/H.265における演算量削減問題に対し、
      幾つかの斬新なアイディアを提案し、
      最大70%の演算量削減を達成しながら、
      画質に対する影響がほとんどない。
      提案手法は、演算量削減率、画質、および、実装しやすさの
      すべての面において従来手法に優れた性能を示し、
      素晴らしい研究成果だと言える。

  • IEEE CASS Shikoku Chapter Young Researcher Award

    受賞者なし



2015

  • IEEE CASS Shikoku Chapter Best Paper Award

    受賞者
     氏 名:小島政明 (Masaaki Kojima), 上手洋子 (Yoko Uwate),
         西尾芳文 (Yoshifumi Nishio)
     所 属:徳島大学 (Tokushima University)
    対象論文:
     題 目:Multimode Oscillations in Coupled Oscillators
         with High-Order Nonlinear Characteristics
     著 者:Masaaki Kojima, Yoko Uwate, and Yoshifumi Nishio
     掲載誌:IEEE Transactions on Circuits and Systems I,
         vol. 61, no. 9, pp. 2653-2662, Sep. 2014.
    推薦文:
      本論文は、高次非線形特性をもつ結合発振回路においてマルチモード
      振動の解析を行ったものである。筆者らは7、9、11次の非線形特性を
      もつ結合発振回路におけるマルチモード振動の解析を行い、
      数値計算、回路実験、理論解析の結果がそれぞれ定性的に
      一致することを確認した。得られた結果から、N次の非線形特性をもつ
      結合発振回路におけるマルチモード数と次数Nの関係を数式化した。
      高次非線形システムの一般解導出ではなく、特定のパラメータ値を
      与えることで系の安定判別を行い、物理的考察も踏まえ、
      非線形特性の次数とマルチモード数の関係性を導いたことに
      新規性がある。本知見を基に種々の結合発振回路における
      メカニズム解明に期待できる。

  • IEEE CASS Shikoku Chapter Young Researcher Award

    受賞者:
     氏 名:蒋先涛 (Xiantao Jiang)
     所 属:徳島大学 (Tokushima University)
    対象論文:
     題 目:AMVP Prediction Algorithm for Adaptive Parallel
         Improvement of HEVC
     著 者:Xiantao Jiang, Tian Song, Takashi Shimamoto,
         and Lisheng Wang
     掲載誌:Proceedings of IEEE Asia Pacific Conference on Circuits
         and Systems (APCCAS2014),
         pp. 511-514, Nov. 2014.
    推薦文:
      本論文は、動画像符号化国際標準HEVCの画面内符号化技術において、
      従来の手法では並列処理が困難となる動き探索アルゴリズムに、
      探索中心を効率的に予測するアルゴリズムを提案し、
      探索効率を高めると同時に高精度の探索中心を見つけ、
      探索範囲を縮小することにより演算量を大幅に削減することができる。
      この手法を用いることにより、HEVC全体の演算量を削減し、また、
      並列処理により HEVC の VLSI 実装を容易に実現できる。

    受賞者:
     氏 名:中原啓貴 (Hiroki Nakahara)
     所 属:愛媛大学 (Ehime University)
    対象論文:
     題 目:An AWF Digital Spectrometer for a Radio Telescope
     著 者:Hiroki Nakahara, H. Nakanishi, and K. Iwai
     掲載誌:Proceedings of International Conference on ReConFigurable
         Computing and FPGAs (ReConFig’14),
         pp. 1-6, Dec. 2014.
    推薦文:
      本論文は電波望遠鏡の信号処理装置上で行われているハードウェア
      アルゴリズムを改良した AWF (Accumulation-Window-FFT) 方式を
      提案し、既存アルゴリズムに基 づく方式と比較して10倍程度の
      演算性能向上を達成した。本手法を電波望遠鏡に適用することで、
      望遠鏡の解像度を10倍上げることが期待できるため、電波観測の
      発展に貢献することが期待できる。



2014

  • IEEE CASS Shikoku Chapter Best Paper Award

    受賞者
     氏 名:密山幸男 (Yukio Mitsuyama)
     所 属:高知工科大学 (Kochi University of Technology)
    対象論文:
     題 目:Implementing Flexible Reliability in a Coarse-Grained
         Reconfigurable Architecture
     著 者:Dawood Alnajjar, Hiroaki Konoura, Younghun Ko,
         Yukio Mitsuyama, Masanori Hashimoto, and Takao Onoye
     掲載誌:IEEE Transactions on VLSI Systems,
         vol. 21, no. 12, pp. 2165-2178, Dec. 2013.
    推薦文:
      本論文は、ソフトエラーおよび経年劣化に対して柔軟な信頼性を
      実現する粗粒度動的再構成可能アーキテクチャを提案し、
      作成したテストチップを用いてアルファ線照射による加速試験を
      実施し、その有効性の実証まで行っている。
      提案再構成可能アーキテクチャは、クラスタと呼ぶ基本構成要素の
      アレイ構造で構成され、異なる空間冗長度と面積効率をとる
      4つの動作モードをクラスタ毎に選択できることに加え、
      動作セルの定期的な切り替えにより NBTI による経年劣化を
      緩和することができる。アーキテクチャの提案からテストチップを
      用いた実証まで行っていることが高く評価できる。
      また、今後の応用展開が期待される。

  • IEEE CASS Shikoku Chapter Young Researcher Award

    受賞者:
     氏 名:生田智敬 (Chihiro Ikuta)
     所 属:徳島大学 (The University of Tokushima)
    対象論文:
     題 目:Multi-Layer Perceptron Including Glial Pulse
         and Switching between Learning and Non-Learning
     著 者:Chihiro Ikuta, Yoko Uwate, Yoshifumi Nishio,
         and Guoan Yang
     掲載誌:Proceedings of IEEE International Symposium on Circuits
         and Systems (ISCAS’13),
         pp. 2107-2110, May 2013.
    推薦文:
      本論文では、グリアの特徴を有したパルスグリアネットワークと、
      グリアの持つシナプス可塑性への影響を導入した多層パーセプトロンを
      提案している。グリアの働きは、それぞれ局所解脱出、広域解探索に
      有効であり、両方の特徴を有することで、多層パーセプトロンの
      学習性能が向上する。グリアの働きの制御による学習性能の変化も
      確認されており、グリアの重要性が示されている。



2013

  • IEEE CASS Shikoku Chapter Best Paper Award

    受賞者
     氏 名:上手洋子 (Yoko Uwate), 西尾芳文 (Yoshifumi Nishio)
     所 属:徳島大学 (Tokushima University)
    対象論文:
     題 目:Synchronization in Several Types of Coupled Polygonal
         Oscillatory Networks
     著 者:Yoko Uwate and Yoshifumi Nishio
     掲載誌:IEEE Transactions on Circuits and Systems I,
         vol. 59, no. 5, pp. 1042-1050, May 2012.
    推薦文:
      本論文は、結合発振器を多角形ネットワーク状に結合したときに
      観測される同期現象を回路実験、シミュレーション、理論解析により
      調査したものである。
      本結合方法は自然界で観測されるハニカム構造から
      インスパイアされたものであり、従来の構造では観測されなかった
      新しい同期現象を発見していることから、新規性の高い成果といえる。
      また、回路実験、シミュレーション、理論解析の結果が、
      よく一致していることから、本論文で提案された解析手法が、
      自然界で観測される複雑なパターン形成のメカニズム解明に
      貢献することが期待できる。

  • IEEE CASS Shikoku Chapter Young Researcher Award

    受賞者:
     氏 名:荒井伸太郎 (Shintaro Arai)
     所 属:香川高専 (Kagawa National College of Technology)
    対象論文:
     題 目:Improvement of Error-Correcting Method Based on
         Chaotic Dynamics for Noncoherent Chaos Communications
     著 者:Shintaro Arai, Yoshifumi Nishio, and Takaya Yamazato
     掲載誌:Proceedings of International Symposium on Nonlinear
         Theory and its Applications (NOLTA’12),
         pp. 801-804, Oct. 2012.
    推薦文:
      本論文では、カオスを利用した通信システムのための誤り訂正手法を
      提案している。注目すべきは、カオスの持つ特徴であるダイナミクスを
      誤り訂正のための付加情報として用いている点である。データごとに
      異なるカオス系列で変調された送信信号は、受信機側で同一のカオス
      ダイナミクスを持つ信号ごとに分類させることができ、この特徴を
      誤り訂正に用いている。さらに、インターリーバとデインタリーバを
      用いてカオスダイナミクスの分離と再構成を行うことで、
      送信信号が持つカオスの特徴をより際立たせることに成功させ、
      従来のカオス通信システムよりも優れた復調特性を達成している。

    受賞者:
     氏 名:伊藤大輔 (Daisuke Ito)
     所 属:徳島大学 (Tokushima University)
    対象論文:
     題 目:Energy Saving Controlling Chaos
     著 者:Daisuke Ito, Tetsushi Ueta, Jun’ichi Imura,
         and Kazuyuki Aihara
     掲載誌:Proceedings of IEEE International Symposium on Circuits
         and Systems (ISCAS’12),
         pp. 405-408, May 2012.
    推薦文:
      本論文では、しきい値によってべクトル場が切り替わるカオス力学系に
      おいて、しきい値の変分を利用したカオス制御系を提案している。
      制御量はしきい値の変動として帰還されるため、
      従来の状態フィードバックと異なり、直接的に制御にかかる
      エネルギーを消費しない画期的な仕組みである。
      実電気回路系でも動作が裏付けられており、有用性も高い。



2012

  • IEEE CASS Shikoku Chapter Best Paper Award

    受賞者
     氏 名:密山幸男 (Yukio Mitsuyama)
     所 属:高知工科大学 (Kochi University of Technology)
    対象論文:
     題 目:Transistor Variability Modeling and its Validation
         with Ring-Oscillation Frequencies for Body-Biased
         Subthreshold Circuits
     著 者:Hiroshi Fuketa, Masanori Hashimoto, Yukio Mitsuyama,
         and Takao Onoye
     掲載誌:IEEE Transactions on VLSI Systems,
         vol. 18, no. 7, pp. 1118-1129, Jul. 2010.
    推薦文:
      本論文は、製造ばらつきに弱い低電圧動作回路の設計において、
      その特性変動の取り扱いを世界で初めて明らかにしたものである。
      ばらつき測定回路を設計し、その試作LSIを測定することによって、
      低電圧動作回路のチップ内速度ばらつきが閾値電圧変動により
      モデル化できることを明らかにするとともに、
      基板バイアス制御による速度制御のモデル化が可能であることも
      示した。

  • IEEE CASS Shikoku Chapter Young Researcher Award

    受賞者:
     氏 名:粂野紘範 (Hironori Kumeno)
     所 属:徳島大学 (The University of Tokushima)
    対象論文:
     題 目:Bifurcation and Basin in Two Coupled Parametrically
         Forced Logistic Maps
     著 者:Hironori Kumeno, Yoshifumi Nishio,
         and Daniele Fournier-Prunaret
     掲載誌:Proceedings of IEEE International Symposium on Circuits
         and Systems (ISCAS’11),
         pp. 1323-1326, May 2011.
    推薦文:
      本論文では、周期的にパラメータが強制されるロジスティック写像の
      結合系を提案し、分岐とベイスンに関して数値的解析を行い、
      さらに周期的なパラメータ強制系に対するニュートン法を利用した
      周期点の導出法を提案している。今後、パラメータ強制系への応用が
      期待できるため、新規性と共に発展性のある成果である。



2011

  • IEEE CASS Shikoku Chapter Best Paper Award

    受賞者
     氏 名:丹治裕一 (Yuichi Tanji)
     所 属:香川大学 (Kagawa University)
    対象論文:
     題 目:Design Procedure for Class E Switching Circuits
         Allowing Implicit Circuit Equations
     著 者:Hiroo Sekiya, Toru Ezawa, and Yuichi Tanji
     掲載誌:IEEE Transactions on Circuits and Systems I,
         vol. 55, no. 11, pp. 3688-3696, Dec. 2008.
    推薦文:
      本論文は、E級増幅器の設計手法に関する検討を行ったものであり、
      回路シミュレータと最適化手法を組み合わせることで、
      半導体デバイスの特性を考慮したE級増幅器の自動設計手法を
      提案している。実験との整合性も取れた画期的な内容であり、
      グリーンイノベーションの推進に向けて更なる発展も期待される。

  • IEEE CASS Shikoku Chapter Young Researcher Award

    受賞者:
     氏 名:小林美緒 (Mio Kobayashi) (formerly Mio Musashi)
     所 属:阿南高専 (Anan National College of Technology)
    対象論文:
     題 目:Extraction of Image Regions Using Oscillatory Responses
         in Chaotic Neuronal Network
     著 者:Mio Musashi, Ken’ichi Fujimoto, and Tetsuya Yoshinaga
     掲載誌:Proceedings of International Symposium on Nonlinear
         Theory and its Applications (NOLTA’10),
         pp. 169-172, Sep. 2010.
    推薦文:
      本論文では、離散時間カオスニューロン結合系モデルを用いた
      動的画像領域分割法を、任意の連結領域数をもつ白黒濃淡画像に
      適応するための再帰的アルゴリズムを提案している。
      縮約モデルにみられる周期点の分岐解析結果に基づいた
      パラメータ設計を行い、再帰的アルゴリズムを用いた白黒濃淡画像の
      動的画像領域分割を例証している。

    受賞者:
     氏 名:上手洋子 (Yoko Uwate)
     所 属:徳島大学 (The University of Tokushima)
    対象論文:
     題 目:Synchronization in Two Polygonal Oscillatory Networks
         Sharing a Branch
     著 者:Yoko Uwate, Yoshifumi Nishio, and Ruedi Stoop
     掲載誌:Proceedings of International Workshop on Nonlinear
         Dynamics of Electronic Systems (NDES’10),
         pp. 62-65, May 2010.
    推薦文:
      本論文では、回路枝を共有するという新しいタイプの方法で
      結合された二つの多角形発振器ネットワークを提案し、
      発生する同期現象を計算機による数値実験と平均法を利用した
      理論計算を通して、詳細に解析している。今後、大規模化した
      ネットワークへの応用が期待できるため、
      新規性と共に発展性のある成果である。



2010

  • IEEE CASS Shikoku Chapter Best Paper Award

    受賞者
     氏 名:宇戸寿幸 (Toshiyuki Uto)
     所 属:愛媛大学 (Ehime University)
    受賞論文:
     題 目:M-Channel Nonlinear Phase Filter Banks in Image
         Compression: Structure, Design, and Signal Extension
     著 者:Toshiyuki Uto, Tomohiro Oka, and Masaaki Ikehara
     掲載誌:IEEE Transactions on Signal Processing,
         vol. 55, no. 4, pp. 1339-1351, Apr. 2007.
    推薦文:
      本論文の貢献は、1) 非線形位相を有するフィルタにより構成される
      直交変換および双直交変換のラティス構造による実現法、ならびに
      2) 非線形位相フィルタバンクのための滑らかな信号拡張法、
      の二点である。これらの提案手法が、画像圧縮において非線形位相
      フィルタバンクが優れた性能を発揮することを可能とした。
      結果として、本論文は非線形位相フィルタバンクに関する新たな
      知見を与えた。
       The contributions of this paper are two-fold: 1) two efficient
       lattice structures of paraunitary and biorthogonal
       nonlinear-phase filter banks and 2) a smooth signal extension
       for nonlinear-phase filter banks. The proposed approaches
       enable nonlinear-phase filter banks to demonstrate a high
       performance for image compression applications. As a result,
       this paper provides new insight into nonlinear-phase filter
       banks.

  • IEEE CASS Shikoku Chapter Young Researcher Award

    受賞者:
     氏 名:松下春奈 (Haruna Matsushita)
     所 属:徳島大学 (Tokushima University) *2010/1/1現在
    対象論文:
     題 目:Network-Structured Particle Swarm Optimizer with
         Small-World Topology
     著 者:Haruna Matsushita and Yoshifumi Nishio
     掲載誌:Proceedings of International Symposium on Nonlinear
         Theory and its Applications (NOLTA’09),
         pp. 372-375, Oct. 2009.
    推薦文:
      本論文はスモールワールドに結合されたネットワーク構造型粒子群
      最適化法を提案している。近傍関係を考慮しない従来法に対し、
      本手法は粒子間にスモールワールドネットワークに従う結合関係を
      持たせ、かつ、その近傍関係に従い最適化を行っている。様々な
      ベンチマーク最適化問題でその正当性が示されており、また、
      結果の考察はネットワーク構造と最適化の関連性の解明に役立つと
      考えられ、その新規性、有効性、将来性を高く評価できる。

    受賞者:
     氏 名:井岡惠理 (Eri Ioka)
     所 属:香川大学 (Kagawa University) *2010/1/1現在
    対象論文:
     題 目:Bifurcation in Coupled Fast-Spiking Neurons Model
     著 者:Eri Ioka, Kunichika Tsumoto, and Hiroyuki Kitajima
     掲載誌:Proceedings of International Symposium on Nonlinear
         Theory and its Applications (NOLTA’09),
         pp. 167-170, Oct. 2009.
    推薦文:
      本論文では、ニューロンの結合系において、ニューロンのクラス
      (クラスIとクラスII)やシナプスの特性(興奮性と抑制性)が
      ニューロンの同期発火に及ぼす影響を調査した。結果として、
      クラスの違いはあまりなく、興奮性では同期周波数が高くなり、
      抑制性ではその逆となることがわかった。